2021年上半期もラストスパートに入ったところで<L.A.コンフィデンシャル>という快作と出逢った※追記有

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いつか訪れるであろう人生の終焉のその瞬間、もし一言だけ遺すことを許されるならば、「カイザーソゼェェェ」と発して朽ちていく様を描いていた筆者。

誠に急ではございますが、この度「ロロトマシ・・・」というワードも加わってしまう事態が発生しました( ゚Д゚)ふ、ふ、二言なってるやん!増えてるやん!!!

2021年上半期もラストスパートに向かっているこの時期に、タイトルにも示した通りではございますが、1997年公開のUS映画<L.A.コンフィデンシャル>という純然たる快作と出逢ってしまったことで、前述のふざけた件をご理解いただきたく存じますm(__)m

Amazon Primeのアルゴリズムが、実は随分と前からおすすめとして筆者に必死に訴えかけていたのですが・・・なんとな~く後回しにしてしまっていたことをものすごく悔いているくらい、ただ率直に素晴らしかった・・・。ちなみに予告編もあらすじもほぼ脳に入れずに視聴開始したので、観終わったあとの感動はこれまでの比じゃない!!!

公開当時は豪華客船沈没系映画に話題を掻っ攫われたこともあって、その頃まだ未熟だった筆者は、タイトルすら知るきっかけを与えてもらえずに過ごしていた・・・( ゚Д゚)しかしながらメインカルチャーでは豪華客船沈没系映画を多く取り上げていたけど、気骨のある映画評を取り扱う媒体からは<L.A.コンフィデンシャル>が確実に高評価を得ていたことを知り、今まで観てなかった分際で(笑)勝手にホッと報われた気持ちになったり(´∀`*)

思い返せば今年だけで70本近い※2021.5.13現在※洋画作品に触れてきて、「めっちゃよかった!」と興奮をおぼえた作品は正直いうと片手で数えられるほどなのですが・・・それらを驚くべき熱量で凌駕し、どうしても敢えて1作品だけを取り上げたくなった<L.A.コンフィデンシャル>!!!いやいや、それどころでは収まらず、おそらく我が人生の中でもベスト10には間違いなく入るであろう、とても衝撃的な出逢いと相成りましたm(__)m

絶賛アドレナリン大放出の状態ではございますが、どうしてもこの映画について遺しておかなければ!と謎の使命感に駆られ、忙しなく書き綴ってまいりますので、どうぞあったか~く見守っていただけたら嬉しいです(/・ω・)/

以下、ネタバレトラップが潜んでいる可能性がありますので、まだご覧になっていない方は回避することをおすすめいたします。

さらにはあらすじを割愛し、個人的な映画へお想いのみを載せておりますので、そちらも併せてご注意を。。。

兎にも角にも”ちょうどいい”

すんごいアホっぽい言い方になってしまうけど(苦笑)、例えば<L.A.コンフィデンシャル>の感想を一言だけで表現せよ!とオーダーを受けたとすると、個人的アンサーは「ちょうどいい」に尽きる(笑)

ストーリー(原作はジェイムズ・エルロイ著)、キャラクター、アクション、美術・効果、サウンドetcどれをとっても”ちょうどいい”バランスで、何かひとつだけ突出して際立っているわけではなく、全体的に精度が高い!!!ペンタゴングラフでいうところの綺麗な五角形が形成されている☆

主人格3者に至ってはそれぞれをメインにした映画を創れるんちゃうん!?と安直に感じたくらい、各々のキャラへの憑依にも近いコミットは圧巻だし、そして3者に華を添えている全ての役者がとにかくハイクオリティ!!!特にキム・ベイシンガーの存在感は、生得的な妖艶さ麗しさのみなず「覚悟」をも身にまとった風格に、いやはや恐れ入りました( ゚Д゚)

あまりにあまりなので(?)アイコンこさえてもーたりね・・・

お、お、おにぎり・・・??( ゚Д゚)

実のところ筆者は元々ケヴィン・スペイシーの演技観たさにこの作品を選んだのですが、今作きっかけに出世街道に乗ったラッセル・クロウガイ・ピアースケヴィン・スペイシーを食ってかかるくらい凄まじかった|д゚)だからこそ誰一人取り残されることなく、高い水準を保ったままストーリーを走り抜けたに違いない◎

舞台はアメリカの”スタンダード”が確立しつつある50’sのL.A.

プロパガンダの芳醇な香りを微かに漂わせながら、「夢の街ロサンゼルス」のプロモーション~牛耳っている裏社会の紹介から(雑誌”ハッシュハッシュ”の記者文)話はスタートするのですが、なんてことないハッピーな映像のはずなのに、ゾワっと背筋が一瞬ひんやりしてしまうような感覚をおぼえた( ゚Д゚)もしこの時点で筆者と同じ感覚に陥ったとしたら、それはもう既に作品の虜な証拠!(笑)

WW2での勝利で勢いに乗るこの時代のアメリカでは、私利私欲が渦巻く政界、警察、裏社会の蜜月な関係が色濃く残り、煌びやかなロサンゼルスのイメージがまるでハリボテかのように、水面下では腐敗した街でもあり、さらにはアナーキーでなくては生き残れないのが”刑事”という職種だと、ダドリー警部からの最小限且つ簡潔な説明は、スタートダッシュとしても申し分なし!!!ここからはストーリーに入り込む余地しか残さなかった。。。

序盤の「血のクリスマス事件」を発端に、元警官が被害に遭う「ナイト・アウル事件」を経て、別々の角度からやがて3人が同じ方向を向いていく過程は爽快で、息つく暇もないくらい没入していたし、ましてや自分が”入り込んでいる”感覚すら判らないくらい熱中していた。それくらい無駄なシーンが一切なかったことに今改めて吃驚!!!

キャリア/生い立ち/処世術・・・それぞれが抱える”執着”

昇進の為なら仲間をも蹴落とす出世欲の塊・エド(ガイ・ピアース)、母親に対する父親のDVが原因で女性に暴力をふるう男に対しては一切容赦しないバド(ラッセル・クロウ)、マスコミに情報を売ることで要領よく小銭を稼ぐジャック(ケヴィン・スペイシー)、3人のメインキャラクターはそれぞれが何かしらの”執着”を抱えており、そしてそれらは彼らにとっての善悪問わず「大義名分」であると、開始数十分で視聴者にインプットさせたのはあざやか。

ところが話が進むにつれ、それぞれが抱える”執着”に対し、それぞれが疑問を持ち始めた様相を目の当たりにしたことで、バッヂを付けてもピストルを携帯しても、警官や刑事もひとりの「人間」なんだなと思えたり。

同僚にしつこくメガネを弄られても(苦笑)頑なに外さなかった、エリートのエドを演じたガイ・ピアースは特にインパクトがあって、「もしかするとこれはエドの成長過程を描いていたのか?!」という着地に落ち着きそうになるけど、それだけじゃないなにか”余韻”を遺すラストを見届けた後は、この作品にさらなる奥行き・深みを感じざるを得なかった!

明るい気分になるストーリーでは決してないのに、また改めて見直したいなと思える<L.A.コンフィデンシャル>と出逢ったことは、英語習得さておき、忘れ得ぬ財産となりました◎

あとがき:筆者にとっての”夢のカリフォルニア”

映画「重慶森林(恋する惑星)」とゲリラ的に出逢い、ココロ奪われた15歳のときから、ママス&パパス「夢のカリフォルニア」を聴きながら育ったけど・・・その頃はぼんやりとしかカリフォルニアのことを考えていなかったのに、ここ最近になってL.A.が舞台の創作物に感銘を受けることが多いのが、なんだか時空を超えてコネクトしていておもしろい( *´艸`)

それでも典型的なザ・ハリウッド!なものではなく、L.A.P.D.ものに魅了されがちなので、自分にとっての夢のカリフォルニアとはなんなのか、まだまだ模索中でございます(笑)

2度目の視聴も飽きることなく突っ走った!

初回鑑賞後何日か経ち、とある日にプロジェクターで1本映画を観た後、いつもならここでシャットダウンするところなのですが・・・数少ないまる1日休みの前日だったので、思い立ったように再度<L.A.コンフィデンシャル>をプロジェクターの大画面で視聴◎

いや~・・・筋書きがわかっていても、飽きることなくおもしろすぎて最後まで突っ走った( *´艸`)好きになった映画は何度も観れる性分なので(好きな音楽も1日何十回聴いても飽きない!)<L.A.コンフィデンシャル>も例にもれずそうなりそうな予感です☆彡