【資格/免許】過去に2度失敗し、3度目に合格した宅地建物取引主任士(宅建)

筆者は2012年(平成24年度)に「宅地建物取引主任士(合格当時は主任者)」を合格し、(過去2回不合格を経験済み)2013年(平成25年)に実務講習を受講。

宅地建物取引士(たくちたてものとりひきし)とは、宅地建物取引業法に基づき定められている国家資格者であり、宅地建物取引業者(一般にいう不動産会社)が行う、宅地又は建物売買交換又は貸借の取引に対して、購入者等の利益の保護及び円滑な宅地又は建物の流通に資するよう、公正かつ誠実に法に定める事務(重要事項の説明等)を行う、不動産取引法務専門家である。

引用元:wikipedia

実務講習とは宅地建物取引士の試験合格者が、都道府県知事の登録を受けるためには、宅地建物の取引に関して2年以上実務経験が必要になります。2年以上実務経験がない方が、宅建士登録を受けるために、実務講習を受講することで、2年以上実務経験と同等の登録資格が得られるもの。

  • 「登録実務講習」とは、公益財団法人不動産流通推進センターが国土交通大臣の登録を受けた講習機関として実施する講習です。
  • 宅地建物取引に関する実務経験が2年に満たない方は、この登録実務講習を修了することにより「2年以上の実務経験を有する者と同等以上の能力を有する者」と認められ、宅地建物取引士資格の登録申請を行うことができます。引用元:公益財団法人・不動産流通推進センター

宅地建物取引主任士」登録の際には、印紙代やらで7万円ほど必要になります。※登録費用都道府県によって多少金額が違うようです。

筆者はどうしても必要になったら、いつでも登録する覚悟でいるのですが、現在宅建に関しては保留にしております。

さらに筆者は、試験合格から1年以上ブランクがあるので、スクーリングによる法定講習を受講しなければなりませんが、「宅建主任士」としては勤務できるステータスはアクティブ状態。

ではなぜすぐに使わないのに、取得したのかと申し上げますと、完全に「将来の保険」で、この先本当に働くところがなくなってきたら、登録しようと備えているのです。

ちなみに【実務講習】から10年以上空いてから主任士に登録するとなると、再度【実務講習】を受講しなければなりませんが、試験を合格したこと自体は基本的に生涯有効です。

絶対一発合格する方法」などのアゲアゲ?な記事はよく見かけるのですが、「試験に落ちた後の心境や、次の年の勉強への取り組み方」を綴った記事はあまり見かけないので(需要がないだけかもですが・・・)必要とされている方がいる!!!と勝手に信じ、今回記事に致します。

※こちらの記事は「独学で行う宅建勉強」の内容ですので、スクーリングされている方には少々わかり辛い点があることをご理解願います。

宅建との出逢い

正社員としてもアルバイトとしても、不動産関係の仕事を経験していた筆者ですが、(新築建売販売賃貸業など細かい業種は違いましたが)在職中は頑なに宅建試験の受験を拒否!!!

理由は零細企業にありがちな「名義貸し」的な光景を目の当たりにしていたからです。

※「名義貸し」とは一言では言い難い部分があるのですが(別の意味合いもあるので)広く使われている意味合いでは、宅建主任士を有しない者が、宅建主任士の登録をしている者の名前を使って契約をする行為。

筆者は間違っても、法に触れることはしたくありませんので、試験を受けること自体を拒否しておけば、そのようなことに使われないと考えたからです。それに、その時は宅建試験自体に全く興味ありませんでした(笑)

なぜ宅建受験を考えるようになったのか

全く興味が持てなかった宅建試験にチャレンジしようと考えたのは、不動産関係の仕事を辞めてから。

これまで転職の機会が多い筆者は、自ずと面接の機会も度々巡ってきます。

すると履歴書を見ると大抵の面接官が発する「不動産関係のお仕事経験が多いですが、宅建はお持ちなのですか?」このセリフを飽きるほど聞いてきました。。。

別に他の業種の仕事を受けているので、持っていたところで会話のネタになる程度でしたが、なんだか少し惨めな気分に。

「自分の性格上、一つの企業に長く勤めることはできない。となると、これから歳を重ねれば、何か強み資格や経歴)がなければ面接で落とされる確率が増えるだろうな」

その考えになったのはまだ20代でしたので、もしなにかしら資格を取るとすれば、勉強するタイミングとしては若いに越したことない。そしてこれまでの経験と直結し、尚且つ世間的に認められ、自力でなんとか取得できそうな「資格」はなんだろうか・・・

その時の答えは「宅地見物取引主任士」しか浮かびませんでした。

勉強を始めた時期と勉強方法

宅建試験は1年に1回で、実施される日程は10月の第3日曜日

過去受験者の平均勉強時間は、100〜300時間とひとそれぞれ異なります。

勉強を本格的に行う時期は、だいたい宅建試験の受験を申し込む時期である7月くらいからスタートされる方が多いようです。

ちなみに筆者は、宅建受験の初年度は教科書などを読み込みため、4月からスタート

が、個人的にはこれはオススメできません(笑)

始める時期も長く設定しすぎて、10月までモチベーションを保つのが大変でした。

そして教科書を読み込む方法も自分には合っていませんでした。※個人差があるので、一概に言えませんが

試験の空気を味わうべく、模擬試験だけ受けたりもしましたが、その時点で全く点数を取れなかったのに、変に自信があり(涙)

そしてそのまま突っ走り、見事不合格!!!(笑)

次の年も、わけがわからないまま4月からスタート。。。。

教科書をまたしても流し読みし、理解した気になっていました。夏頃になって、ようやく危機感が芽生え出し、「試験前の集中講座を受けてみようかな」

と、3日間だけスクーリングに参加しました。そのあたりで少しずつ気づいたのです。

「教科書を読むのではなく、過去問題集を何回も解く方が頭に入っている??」

宅建受験を志し、3年目の序章

あと4問正解すれば合格だった2年目の宅建試験。

落胆する気持ちももちろんあったのですが、試験直前に得るものがありました。

「習うより慣れろ!!!」

そう、この言葉がすべてだと気づいたのです。

要するに、内容が凝縮された分厚い教科書を、パラパラ~っと読んで知識を得たつもりになるより、過去10年分の過去問を繰り返し繰り返し行うことで、知らず知らずのうちに問題の傾向をつかめてきた。

100回教科書・参考書を読んでも、10年分の過去問を一気に解くことの方が、頭に入ってきているのがわかったのです。

知識を得ようとする勉強ではなく、試験に受かるための勉強をしなくてはならない

そう、宅建は知識を披露する大会ではないのです。

マークシートに正解を、間違いなくマークすることが重要。試験の基本中の基本。

そして、今につながる出逢いが・・・

傾向と対策が少しずつ見えてきたところで、2012年の春に不動産会社にて、事務として働くことに。

この不動産会社こそが、現在までとてもお世話になっているパラレル先3号この時は通常のアルバイトとして勤務していました。

過去に不動産関係の会社に在職していた際、「宅建免許の名義貸し」現場を目の当たりにし、頑なに宅建取得を拒んでいた筆者が、またしても不動産関係の会社で働くことにしたには大きな理由があるのです。

それは不動産業界ではたらくひとのみに与えられる特権、5問免除制度」を利用しようと考えたから。

5問免除制度とは宅建試験は【権利関係/宅建業法/法令上の制限/税金その他】と、4つに分野がわかれて出題されます。そのうちの【税金その他(5問)】部分に関しては、不動産業界従事者が規定の登録講習を受ければ、免除してもらえるといったサービス。もちろん受動的に権利が発生するわけではなく、不動産業界の従事者である証明書(従業者証明書)を添付して登録講習に申込み、(詳しくは忘れてしまいましたが、講習の受講料が2万円弱かかったと思います。私の場合は運よく会社が負担してくださいました)2日ほど登録講習を受講した後に、その特権が与えられます。(詳しくは「宅建 5問免除制度」などで検索してみてください。)

過去2度の宅建試験の不合格を受け、3度目宅建試験をトライした2012年(平成24年度)は、ラストチャンスだ!と腹を括ることにし、事実上のラストイヤーに設定。

35点前後が合格点と言われている宅建試験において、5点はかなりのアドバンテージ。何が何でもラストイヤーに合格したい私は、「5問免除制度」が大きな強みになりました。

無事に受かることが一番喜ばしいことではありますが、万が一落ちたとしても、もう二度と宅建には手を出さないぞ!!!と強い気持ちでいました。

5問免除登録講習を終え、ラストスパート

その後無事「5問免除登録講習」を終え、7月に宅建試験の申し込みを行い、あとは過去問を解いて解いて解きまくりました。。。

アルバイトをしていたパラレル先3号の仕事の空き時間を利用をさせてたいだき、最後の追い込みをかけました。

実はこのラストイヤー8月の終わり頃、突如かなりナーバスになったのを憶えています。

周りにも「ラストイヤーにする」と伝えていたので、みんな応援してくれていたにも関わらず、その「応援」がとても大きなプレッシャーに感じ、ちょっとずつ積み重なっていた、ピリピリした気持ちが爆発してしまったのです。

そこで筆者が思い出したのは、ジブリ映画「魔女の宅急便」のなかで、うまく空を飛べなくなったキキが、友達の絵描きのウルスラに対し、もし絵がうまくかけなくなった時どうするか?との問いに、ウルスラが答えたセリフ「 うまくいかない時はジタバタするんだよ、それでもダメだったらなにもしない。そうすると自然と(絵)をまた描きたくなるんだよだいぶ端折ってはいますが、こんな感じのニュアンスでした。

ちょうどこのピリピリしていたのは、もがいて、もがいて、もがいた「ジタバタ期」を迎えていたとき。セリフのことを信じ、受験者がラストスパートをかけるであろう8月の終わり頃に、思い切って1週間勉強をお休みすることにしました。

教科書も開かない!過去問も見ない!とにかく「宅建」に関することから、1週間遠ざかることにしたのです。

この時期に1週間も勉強をやめるのは、とても勇気がいることでした。

ですが今思えばこの1週間がその後、並々ならぬパワーを与えてくれたのです。ありがとう、ウルスラ。ありがとう宮崎監督。

本当にまる1週間宅建から遠ざかり、再度勉強を再開。

この時を境に、スルスルと問題が解けるようになり、何度も繰り返し解いた過去問ではありましたが、合格点圏内の38~40点が、平均的にとれるようになってきました。(力をつけるため、5問免除対象である問題も解いていた)

そしていざ・・・

いよいよ試験当日。試験会場はとある私立大学でした。筆者は一番後ろの席。実は憶えているのはそれくらい(笑)

そこで3年間の思い切り力を出し切り、、、

 

2012年(平成24年度)宅地建物取引主士試験に合格しました。

本当に長い闘いではありましたが、ラストイヤーと決めた年に、5問免除という後ろ盾がありましたが、無事に受かることができて感無量でした。

これから宅建を受験する方々に、少しでもお力添えできればさいわいです!

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